キャンプ6日目

お正月は御節もいいけど、やっぱり子どもたちは新春遊びをしないと!

羽根つきや凧揚げ、福笑いなど、日本には昔から伝えられているお正月の遊びがあるが、今の子どもたちの中で実際にお正月遊びをしたことのある子どもがどれほどいるだろう。

私が幼い頃は、寒くても外へ出て羽根つきや凧揚げをよくしたものだ。
まさに“こどもは風の子”だった。

今日はどっぷり新春遊びに浸るプログラムだ。
新年の目標を作文にし、羽子板に毛筆で新年の抱負をしたためる。
終わった人からカルタ制作にうつる。
カルタは、キャンプ中に徒然思ったことを毎日詩作し、絵を書くことになっていたのだが、みんななかなか思いつかないようで枚数が全然足りていない。
空いた時間はカルタづくりに充てられることになっていた。

昼食をはさんで午後は、お手製の羽子板で羽根つきをする。
「羽根つき初めて!」という声も多い。
ムクロジの実の羽根で遊んでみるが、風が強くて勝負にならない…。

結局勝負は明日に持ち越しになったが、「羽根つきは1年の厄を“はね”、子供の健やかな成長を願う、という意味があるんだよ。そのほかのお正月遊びも実はいろんな意味があるんだよ。」と話すと、みな興味をもったようだ。

今に伝わる伝統文化には、ちゃんと意味があったり、昔の人々の思いがある。遊びを通して日本の文化に触れ、“温故知新”のこころを大切にしてもらえたらと思う。(自分にも言えるけど…)

(キャスト:ペコ)

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