キャンプ4日目

身につけるためにはくり返し練習すること。

私自身も、習い事など、今まで実感している。

大晦日の今日は、みんなでお節料理をつくる。
ナイフを使い、煮しめの人参やなますの大根をお花型にしていく。
12名の仲間で食べるというと、たいした量になる。

いつも賑やかな食堂だが、この時はみんな真剣!
どんどんとできあがっていく。

すごい集中力だ!

出来た細工大根を並べていくと、お花畑のように綺麗だった。

1人でもくもくとつくっていると、とても大変な作業だが、慣れてくると会話しながら楽しくつくっている。
やり切った満足感と共にみんなでワイワイつくる楽しさを感じ、すぐ迎える来年もみんなで無事にすごせますように…と願う。

(キャスト:りえっち)

キャンプ3日目

今日は、みんなで餅つき体験をした。
キャンプも3日目に入り、みんなで1つの事をするときのチームワークが生まれてきたように感じる。
初日とはちがい、お互いの壁がなくなってきているようだった。

そんな感心をしていたのも束の間、片付けをするときにりえっちから雷が落ちた。
羽目をはずし、片付けの説明を聞いてない者が数名いたのだ。
「説明が必要でないならしません。後はみんなで考えて行動してください。」
キャンプはスタッフがつくるのではなく、みんなで考えながらつくり上げていくもの。
1から10まで全て教えるのでは意味がない。
それからは、スタッフが手を出さずともみんなで段取りをし、忘れてる事がないかを確認して綺麗に片付けが完了した。

“やればできるじゃん!”

その一件があってからは、準備や片付け時に
「なんかやることないの?」
と率先して仕事をする姿や、仕事をしない者がいると注意する風景もみえた。

きっと、りえっちの言葉が響いているのだろう。
今だけでなく、これからの行動にもつなげてほしいなと願っています。

(キャスト:内海聡美、キャンプネーム:ペコ)

キャンプ2日目

初日の夜は、みんなテントに入り寝袋にすっぽり包まれて、すぐに声が聞こえなくなる。
よく“寝て”いるようだ。
夜中に起きる気配もなく、トイレに行きたくなって目が覚める自分にとってはうらやましい限り。
ちなみに夏のキャンプでは、起床時間より先に外が明るくなるので目が覚める子が多いのですが、今朝はスタッフが声をかけて起こしました。

しかし、みんなはよく“食べ”ます。
普段より「3割増しの量だ」という声も。
今日は体をそんなに動かしてないはずだけど、3食で残る量はごくわずか。
今夜の鍋に加えて、雑炊用に用意した9合分のごはんが雑炊になる前に食べきってしまったのには驚きでした。

たくさん食べるということは、体内から“出る”ことも、いつもより多くなるということ・・・
やっぱり、ほとんどの人がトイレに行く回数がいつもより多いみたいです。
3食ごとにだったり1日4回だったり・・・
「学校行ってるときは行く気にならないんだよね」というのは、学校という場所が、トイレに行きにくい雰囲気があるからでしょうか?
ともあれ、キャンプをしていることでちゃんとみんなの身体が機能している証明です。
“よく寝て、よく食べ、よく出す”という健康的なサイクルになっているのです。
そういう僕も今日4回目のトイレへ・・・

(キャスト:飯島正之、キャンプネーム:いまじ)

キャンプ1日目

オープニングセレモニーがもうすぐ始まる。

子どもたちは緊張している子もいれば、そうでなさそうな子などさまざま。
みんな最初は、口数が少なかった。
しかし、オープニングセレモニーが終わり保護者が帰った後の自己紹介ゲームでは、大きな笑い声が聞こえる。
あっという間に溶け込んでいるようだ。
みんなは自己紹介で、不安は無いと言っていた。
しかし、口にださなくとも緊張や不安を抱えた子はいただろう。私自身も緊張やワクワクした気持ちで毎回キャンプを迎えている。

この小さなベースサイトでの7日間。
キャンプでの共同生活から、子どもたちに何が残るのだろうか。
一瞬一瞬だけではなく、どんな時でも何か残る事がみんなの生活で生まれたら…。
そう考えると、この先の生活がとても楽しみだ。

(キャスト:りえっち)

キャンプ前日

2009年から2010年と年をまたいで、冬のガキ大将の森キャンプがはじまる。

いつものベースサイトも衣替え?で冬使用になり、だるまストーブも投入された。
今回は、8名の参加者とスタッフ4名、プログラムに合わせていろいろな人のサポートが入りキャンプが実施される。

「One For All All For One」一人はみんなのためにみんなは一人のために。

夏のガキ大将の森キャンプでのチームネームを思い出す。
一週間でどれほどみんなの中の一人になるのか、そして、無限の可能性を秘めた自分に出会えるのか。
この一週間で共に大きくなりたいと思う。

(キャスト:中原理恵、キャンプネーム:りえっち)

キャンプ最終日

長いようで短かったのか、短いようで長かったのか、とうとうキャンプ最終日を迎えた。
一週間を振り返ると、様々なドラマがあった。

「今までの中で一番上手にアジが捌けた」
「マッチでの火熾しが出来るようになった」
「料理が好きになった、上手くなった」
「山登り辛かったけど頑張った」
等、新しい自分の発見があったようだ。

最初はちょろちょろして手伝いしないでみんなから怒られていた子も、最後の方には自分で出来る仕事を協力するようになっていた。

まさに「破壊と再生」だ。

多くの経験のなかで、食の大切さ、命について考える場面や仲間の大切さを考える場面も多くあったり、自分や他人との関わり方について、彼らなり考えているんだろうな、と感じるところが沢山あった。

きっとキャンプが終わって、日常生活に戻っても、今回彼らが経験したこと、感じたことは、大きな糧になるだろう。

そして、学校生活の中でも他人と自己について今までよりも真っ正面から向き合っていけるのではないかなと思う。

一週間で目をみはるような劇的な成長はみられなくても、彼らの中に蒔いた種がちょっと芽を出したような、そんな印象を受けたキャンプだった。

(キャスト:ペコ)


最終日は霧が濃い朝となりました。

眠い目をこすり全員が集まります。昨日の夜は今までより少し暖かくて、ストーブも使わなかったのですが、やっぱり朝になると寒くてストーブをつけたのでした。

朝ごはんを食べて、片付けを始めた頃には霧も晴れて良いお天気です。

一週間使ったテントや寝袋を干し、持ってきた荷物をリュックに詰めて帰り支度を整えていると、あっという間にお昼になりました。

もう、数時間でこのキャンプも終わりです。
「明日からまた学校だあ」
なんて声が聞こえました。

キャンプという非日常からいつもの生活に戻ります。

たしかに、日常では9時間半も歩きつづけることはないし、自分の使う箸やコップを削るところからつくらないし、夕飯の材料を畑から掘りにはいかないでしょう。

でも、ふとした時に思い出すでしょう。
「自分で箸つくったこと・・・」
「里芋を掘って食べたこと・・・」

キャンプでの光景が日常の中でよみがえったら、今の生活とキャンプでの出来事がつながる気がします。

迎えに来たお父さん、お母さんとカレー(かなり辛くてみんな汗をかいてました!)を食べている姿はすっかり日常の光景。

「山でこんなことがあってさぁ」
「コップつくったけど、ここんところがうまくできなくて・・・」
などと一週間の出来事を、ちょっぴり自慢げに話す姿が誇らしくて印象的でした。

一週間を振り返って印象的なのは、「食べる」ということです。

起床して、朝ごはん。お昼が近くなればご飯の用意をして、日が傾きはじめたら夕飯の準備。

1日のうち、かなりの時間を食べるための時間に使っていたことを感じます。
「食べる時間よりつくる時間のほうが長いんだ」
と誰かがふとした時に言ってました。

食べること、それと向き合って感じた一週間だったと思います。
また機会があったら、材料を前にどう料理をするかと考えながらご飯づくりをしてほしいな。

一週間、おつかれさまでした。またハローウッズで会いましょう!

(キャスト:いまじ)

キャンプ6日目

みんな、どことなくソワソワしている。

今日は、丸鶏の解体体験があるからだ。
みんな鶏肉は大好きらしいが、自分たちの手で解体するのは初めての経験。
「楽しみ」という声や、「ちょっと怖い」という声などそれぞれ。

私たちが生きていくためには、必ず他の“生命”をもらっている。肉も野菜も魚も・・・
「いただきます。」は、そんな“生命”をいただくという意味。
感謝して残さず食べるというあたりまえのことが、子供たちに伝わったと信じている。

(キャスト:ペコ)

キャンプ5日目

山から戻り、ベースキャンプでの生活に戻る。

登山の疲れを全く見せず、夕飯の準備をしているときのひとコマ。

飯盒の火おこしをしようとする時に、丁寧に教えている子がいました。
「ここで火を軽く吹くんだよ。でもあまり強く吹くと火が消えちゃうから・・・」
と一つ一つの作業を教えていました。

吹き加減の強弱を「リコーダーの低い『ド』を吹くように」という例え方をしていて、ウマイことを言うなあと思いました。
僕は、リコーダーの存在すら忘れていたのに・・・

そして無事にご飯が炊け、目標通りの時間にいただきますを言うことができました。
登山の疲れを全く見せず、楽しみながら行動する姿が頼もしく、うらやましくも見えました。
疲れと筋肉痛が残っている僕の身からすると・・・

でも、消灯の時間になってテントに入るとすぐに声がしなくなりました。
オンオフがしっかりできている生活リズムになっているようです。

(キャスト:いまじ)

キャンプ4日目

子どもたちは、最後まで歩ききれるのだろうか・・・
正直なところ、自分の体力もやや心配だった。

登山スタート時、風がかなり強く、体感温度低かった。
上はもっと風が強いはず・・・
でも、時間を遅らせるわけにもいかず、防寒対策を整えていざスタート。

全コースを踏破できるかは、みんなの足どり次第だ。
序盤は、ハイペース気味だが快調に登っていく。

次第に「ここすべるから気をつけて」「○○がんばれ」等、
相手を思いやる言葉が次々と飛び交う。
パーティとして、1つになってきた感じが見受けられた。

しかし、終盤に近づくにつれてパーティが2つに分かれだした。
そして、先を歩くグループから遅れているグループに対して、非難の声が出るようになってきた。

自分に余裕がなくなってくると、相手を思いやる気持ちがなくなってくる。
相手のことを考えないで発した言葉が、言われた人の胸につきささる。
もちろん、大人にも言えることだと思う。

もちろん、崎野からの指摘などがあり、
 ・チームとしてどうあるべきか?
 ・人に対する関わり方は?
などについて、明後日の討論会で話し合う予定となった。

でも最後は、みんなで気持ちを奮い立たせ、全員が同じタイミングでゴールすることができた。
9時間半という長い道のりを踏破したみんなの表情は、とてもキラキラしていた。

その後みんなに、それとなく聞いてみた。
「自分の中で、破壊と再生はあった?」
全員「あった。」と答えた。
それが何なのかは、後でじっくりと聞いてみたいと思う。

(キャスト:ペコ)

キャンプ3日目

今日は、明日の那須岳登山の準備&移動日。
午前中は行動食を分配したり、行程・高低表を見ながらイメージトレーニング。
等高線と見合わせて、どの辺がキツそうか、どの辺が緩やかか等地図の見方も分かるようにする。
予定では8時間位歩く事になっているが、行けるかどうかは自分達次第。

出発前に“なぜ登山をするのか”みんなで考えてみる。
崎野(ハローウッズのガキ大将)曰わく “登山は《破壊と再生》である”と。
…ん?
という表情を見せる子ども達。

崎野はこう話を続けた。子どもの成長というのは“新陳代謝、つまり破壊と再生”なのだ。それは単に皮膚や体だけでなく、脳やこころにもいえる。破壊と再生のリズムが悪いとどうなるか。それは破壊がないために新しいものも入ってこなくなってしまう。今のうちから一つの価値観にとらわれていてはものの見方が狭くなる。

『価値観や考え方を決めるな。』

崎野が熱く語る。
聴いているみんなの瞳の真剣な眼差し。

きっと、山に登ることで辛さや自分の限界に直面するだろう。
でもそこで、頑張ることで新しい自分を発見できるかもしれない。
そもそも、自分で限界と思っていたものは自分で勝手に決めたものなんだから。
明日子ども達は登山で何を感じるのだろう・・・。
どんな表情をみせるのだろう・・・。

ログハウスに着くと早速夕食のシチューづくりに取りかかる。
みんなの仕事が速い!速すぎる!

一体何故か…

それは、さっさと料理をして余った時間を遊びの時間にしたいからだ。

まぁ理由は何であれ、目標の為に時間を工夫し、作業を分担してテキパキやることは良いことだ。
初めのうちは、一つ一つスタッフが促しながらやっていたことが、「○時から~をするよ」という最低限の情報をいうだけで、みんなで何をやれば良いのかを考えるようになってきた。
遊びたいなら、その時間は自分達でつくればいい事を知ったようだ。
仕事も話し合いながら効率よく分担するようになった。

なんか一つの家族のようにまとまってきた感じがする。
みんながどう変わっていくか、毎日が楽しみです。

(キャスト:ペコ)



明日はいよいよ那須岳登山。
「登山」はキャンプという非日常からさらに非日常になります。

自分の体力の限界に挑む!

という言葉通りの世界が待ってます。

装備の準備や地図を見てルートを確認している今日は、みんなどんな世界が待っているか楽しみのようだ。
ワクワクしたまま荷物を積みハローウッズを出発。

3時間かけて登山口に近いコテージに到着。今日はここに宿泊です。

みんなテキパキと夕飯をつくります。
・・・これは3日目にして自分たちでやることを見つけて動くようになったの?
と思いきや、
早く終わったら「かくれんぼ」をすることにしていたのでした。

でも、その力はすごい。
その後は、しっかりとかくれんぼをしてました。
夜には、定番の枕投げまで・・・

普通なら明日にそなえて体を休めますが、発散させて溜め込んでいるものがない状態になったほうが山で力を発揮できるのです。
しっかり遊んで、明日はがんばろう!

(キャスト:いまじ)

キャンプ2日目

みんなで迎えた最初の朝。
朝食で炊いたご飯は、ほとんど残らなかった。
「俺カレーなら1合だけど朝は0,5合だな…」 などと。
食べ物を無駄にしないように、みんなきちんと考えていることに関心しました。

さて、今日のプログラムは、午前中が稲刈りで午後はナイフの使い方体験。

まずは、タオルを首にかけて帽子をかぶり、鎌を持って準備完了!
きっと私の日頃の行いが良いせいか、お天気は最高。

みんなぬかるみに足をとられながらも、田んぼ2枚分を約2時間でやり遂げてしまった!
しかもはざかけまで完了。
いやぁ~びっくり!

午後はナイフの使って、マイ箸づくり。
その後、アジの3枚おろしに挑戦。

アジ捌きが初めての子も、崎野さんに教えてもらいながら3枚おろしに無事成功。
きっと家に帰ってからも復習してお手伝いをしてくれるはず。

夕食は、そのアジをソテーて美味しくいただく事に。
みんなで仕事を分担しながらテキパキ準備をしていく・・・
と言いたいところだが、最初から全員がそれぞれの役割を把握するのは難しい・・・

きっと、徐々に一致団結していくのだろう。
なにはともあれ、今日もおいしいご飯が頂けました。
お米、アジ、お野菜などなど、たくさんの「命」に感謝です。

(キャスト:ペコ)



今日は、稲刈りにマイ箸づくり、アジの三枚おろしなど食に関する体験がたっぷり。

稲刈りは、半日で全部終わるかと思っていたのですが、みんなのがんばりで思っていたよりも早く完了しました。

その後は、ナイフを使ってのお箸づくり。
すべすべにするんだ!とひたすら紙やすりでこすったりと、みんな凝ったご様子。
このキャンプ中は、自分でつくったこのお箸でごはんを食べます。
きっと自作したお箸は、ご飯をさらにおいしくする隠し味になるはずです。

今日は本当に天気が良く、半袖でもいいくらいでした。
しかし、茂木の朝晩は寒い!
まだ体調を崩したメンバーはいませんが、元気いっぱいで過ごしていきたいです。

(キャスト:いまじ)

キャンプ1日目

いよいよ始まった「秋のガキ大将の森キャンプ」!
今回参加のメンバーは、
しっかり者の『カイ』、
ムードメーカーの『たーさん』、
ちょろすけの『ヒカ』、
そして紅一点の『レナ』
の4人。

オープニングセレモニーでは、それぞれの自己紹介と、楽しみにしている事や目標を発表してもらった。
これからこのメンバーでどんなドラマが繰り広げられていくんだろうか…
期待と不安での初日が過ぎていきました。

(キャスト:ペコ)



「姿勢を正してください・・・いただきます」
ガキ大将の森キャンプでのご飯をいただくときの挨拶です。

1日目の夕飯、みんなでつくったカレーをお皿によそってさあ食べよう、というときに「誰か言うの?」という話題になり、4人の思惑?が交差する中、今夜はレナが第一声を言いました。

みんなで声をあわせて挨拶する、それだけのことですが、これがあるご飯はいつもと違います。
目の前の料理を前に「いただく」ことを意識する、とでも言うのでしょうか。
食べものに向き合うという姿勢になります。
なにより、みんなで食べるごはんのおいしいこと!
普段は1人で食べているので、それだけで「キャンプっていいなあ」と思います。
さあ、2日目は誰が第一声をするのでしょうか?

(キャスト:いまじ)

キャンプ前夜

「胃に穴が飽きそう」…
今日だけで何回その言葉を発しただろうか。

キャンプの準備をしていくうちに自分の頭のスイッチもキャンプモードに入っていく。
と同時に、日に日に募る緊張と不安…。

正直あまり寝れなかった。
どのキャンプもそうだがキャンプ前夜はやはり緊張する。
きっと始まってしまえば大丈夫!と何度となく自分に言い聞かせてみる。

キャンプは私がつくるのではなくみんなで作り上げていくもの!
明日元気な子ども達に会えば、緊張なんて吹っ飛ぶはず!
むしろ緊張している暇なんてないだろう。1ヵ月とはちがい、一週間という短い間で、子ども達にちゃんと伝えられるか…
でも、「思い」があればきっと伝わる!

うまくやるのではなく、きちんと、丁寧にやろう!
この一週間はガチンコで子ども達と向き合うぞ!
きっと私も新しい自分に出会えるだろう。
いろんな意味で楽しみです。

(キャスト:内海 聡美 キャンプネーム:ペコ)


いろいろと考えながら準備したは数日間。
何が必要なのか。どんなことを想定して用意するのか。
一週間という期間を、どう活かしていくべきかと考えさせられました。
自分自身でも、新たな生活にチャレンジしていく気持を大事にがんばっていきます。

(キャスト:飯島 正之 キャンプネーム:いまじ)

31日間を共に過ごして・・・

当たり前のこと、当たり前ではないこと。
いつもの自分へ・・・
毎日規則正しい生活(食・寝・遊)を送っていますか。
家族や友達とのコミュニケーションをとっていますか。
ただダラダラと毎日を過ごしていませんか。
夢を持って生きていますか。自分を、人を大切にしていますか。
感謝の気持ちを忘れていませんか。
当たり前のように毎日を過ごしていませんか。
みんながいなくなったベースサイトで、みんながいた事が当たり前になっていた事に気づく。
もっとみんなと話したかった、遊びたかった、歌いたかった。過ぎていったこの夏には戻ることはもうできないが、この気持ちを忘れないように。
そして、今年も沢山の仲間と出会えた事、沢山の人に支えて頂いた事に感謝いたします。
ありがとうございます。
(キャスト:中原理恵、りえっち)

何かの価値判断をしなければならないときはそこに美しさがあるかどうかを考えてみることが私の一番大切にしていること。
ささやかなことにでもそこに美しさがある?
を自分に問うとおのずと答えが出てくる。
美しさは見た目ではない。中身。だからね「美しく!」としつこく言っていたの。
みんなはどんな人になるのかな?
どんな価値を大切にする人になるのか?
いつか、将来のみんなと話がしたいな。
大好きな人も嫌いな人も大切にしてね。
(キャスト:蓮池よう子、ヨウコ)

自分たちで炊いたメシはうまいだろ!!
21人の仲間たちと生活した30泊31日。
ガキ森はきっかけでしかないけれど、住んでる所、学年もバラバラな21人が集まり頑張った日々。
これこそキセキ☆共に笑ったり、泣いたり、遊んだり、ケンカしたり・・・
毎日のように事件を起こして、隆さんや僕らに怒られたよね。
しかもスタッフは全力で怒っていました(笑)一番の驚きは立ち直りの早さ!!
根性ありすぎてビックリ。
1ヶ月でどれくらい成長したのか、ご家族の方々は知りたくてたまらないと思います。
僕も伝えることができれば1つ1つ伝える時間は欲しかったです。
でも僕らスタッフがすべて伝えてしまうと、少しきれいに聞こえてしまうかもしれません。
百聞は一見にしかず。
日常の生活に戻っていった子供たちになにかしらの変化があるはずです。
そのためには「きっかけ」を何十回・何百回と作ってあげることで自発的に実るものだと、1ヶ月を通して僕は思いました。
何度も挑戦してやっとできた飯盒でのごはん炊き。
家族が作ってくれるメシはそりゃうまいよね!
でも・・・みんな言ってたよ?
自分で炊いたメシが「1番」うまい!!って。
これは内緒だったかな(^0^) 子どもたちにとってはあっという間で、ご家族にとってはとても不安や心配でいっぱいだった長い1ヶ月だったことだと思います。
しかし甘やかすのは3日間くらいにしてほしいと思います。
なぜなら21人の新たなスタートが始まっているから。
最後に、勇ましい顔立ちで出発していった21人に確認したいことがある。
明日になっても1年後・10年後になっても覚えててほしい。
One for all All for one(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)
(キャスト:奥平亮介、おっくん)

夏のガキ森
子供が好きで1ヶ月という長いキャンプの中で子供たちと共に成長したい!
という思いで参加したガキ森は僕にとって忘れられない夏休みになりました。
釣り糸が絡まった子供が続出したり注意や指示をしているのに聞いているのか、聞いてないのか分からない反応をされたり時間までにやらなきゃいけない時でも楽しいことがあると、そっちのけで遊びに行ったりと本当に大変な1ヶ月でした。
でも、それ以上に子供たちと狭いデッキの上で野球をしたり川遊びや水切りで勝負したり大洗の海でビショビショになりながら遊んだりと楽しい1ヶ月になりました。
また、ファイヤーズのメンバーも個性豊か。
ノゾムッチとくまが、チームのムードメーカーになり班を明るくしたりアユカは、副班長としてノゾムッチのフォローをしたり、ダメなところをちゃんと注意をしていた。
たつきは、年上にもダメなとこはダメ!とか、自分の意見を言えるしシミゲンにバイクの乗り方を教えてツーリングに行ったり、シミゲンがツッコミを入れて皆を笑わせたりケイナは、最初、チームの和に中々入れなかったけど、最後にはすっかりチームの一員となって、班の皆に大きな声で声かけができるまでになったりヘルクレスはマイペースでチームを困らせることが多かったけど、自分の意思を曲げない強さを持っていたりと それぞれの個性が生きつつも、まとまる時はちゃんとまとまることが出来たファイヤーズに、リーダーとして関われたことに誇りに思います。
僕自身、機嫌の悪い時は顔に出るなど、子供には注意するけど自分も同じことをしているなあ。
と子供たちに気付かされたこともあり色々な意味で有意義な時間を過ごせたと思っています。
これからある長い時間の中でガキ森以上に辛いことがあるかと思いますが子供たちにはその個性を無くさず大きく、大きく成長していってほしいと願っています。
(キャスト:新倉義丈、にー)

成長への段取り去年とは違う関わり方の二年目のガキ大将の森キャンプ。
21人全員に目を向けるポジションでした。
正直、去年リーダーとして関わった方が、子供たちと深くて関われて楽しかった。
ただ、今年は去年の関わり方ではなくて、新たな関わり方ができたことは、自分自身一つ成長した気がします。
すべての「失敗」は、「経験」と呼ばれ、
「わがまま」は、「こだわり」と呼ばれ、
「自己満足」は、「オリジナリティー」と呼ばれ、
「意味不明」は、「斬新」と呼ばれ、
「協調性のなさ」は、「個性的」と呼ばれる。
すべて自分で選んだ事だという潔さを胸に友達との出逢い、親との出逢い、キャストとの出逢い、すべての出逢いは60億分の1。
そんな奇跡的な出逢いに感謝し、自分にもルールがあるように他人にもルールがある。
壊すことなく壊されることなく共に助け合って生きていこう。
そして、どんな馬鹿げた考えでも、行動を起こさないと世界は変わらない。
楽しんだもん勝ちだ!!
さぁ一緒に全力でふざけよう!!
ではでは、またどこかで成長したみんなに逢えることを楽しみにしています。
僕はいつでもスーパーのキノココーナーでお待ちしております。(笑)
1ヶ月ありがとうございました。
(キャスト:山崎北斗、えりんぎorえりちゃん)

クロージングセレモニーが終わった後、アクアには約束していた「やらなきゃいけない事」がまだ1つ残っていたので、例のごとく「アクア集合」と声をかけました。
その約束とは帰るまでに虫かご(りゅうさんから借りた特大飼育ケース)を洗って返す事でした。
ところが虫かごは放置されたままで忘れ去られていたのです。
みんなは30泊31日をやり終えた余韻に浸る間もなく、顔を揃えてマズそうな表情を浮かべていました。私がここまでしたのには理由があります。
日常生活戻れば自分がやらないで済むことがたくさんありますが、面倒なことをかわしてばかりでは、すべてをやりきった時の達成感や満足感は味わえないからです。
めんどくさいことを人がしてくれるのを待つのではなく自らやれるみんなになってほしいと思っての最後の行動でした。
最後になまら(北海道で“すごく”の意)熱い想いや行動は、必ずなまら熱い“なにか”が返ってきます。
同じ空の下、ガンガン生きていこう!!
(キャスト:白野明咲、あーやん)

最後の最後まで・・・

いよいよ明日でキャンプが終了する。

それにもかかわらず、今日はこれまで体験できなかったクラーネやナイフの研ぎ方講座、それに最後のさよならパーティーの準備、荷物の整理に追われ忙しい。

テントも夕方にはすべて撤収。
洗濯物も次々とかばんに仕舞われ、ちょっと淋しい空間になっていく。

その一方でキッチンはいつも以上ににぎやかで、各グループがさよならパーティーの準備に追われていた。

ファイヤーズはサンドウィッチ、
ワンフォアオールはチーズフォンデュとチョコフォンデュ、
アクアはピザをつくった。

私たちは、途中差し入れで頂いたスイカを器にフルーツ白玉ポンチ!をデザートにつくることにした。

ご家庭では、スイカは包丁でカットしていただくのだろうが、ガキ森ではスイカ割りやスイカポンチなどで登場する。

これがキャンプやアウトドア、大勢ですごす醍醐味なのだ。
キャンプ中、大変なことは山ほどあるけれど、こういう“あそび”を本気で楽しんでいる。
そうすると横で見ていた子どももウキウキしてくるのが伝わってくる。

そんな瞬間「よしっ!」とほくそ笑んでしまう。
もっと大人気ない大人、本気なあそびのできる大人になりたい!
と思う 。

閑話休題

さて、順調そうに見えたさよならパーティーでアクアはピザ釜で火おこしをしていた。

コウタは小枝を走って取りにいくし、何度かピザの経験のあるヨシカワを中心に火を大きくしていた。
でも午後5時半を過ぎても、ピザを焼ける温度には達しておらず…

班長が集まってどうするか?の話し合いをし始めた。

パーティーの開始は午後6時の予定。
今日もまた、ごはんに間に合わない…。

ただ違ったのは今日、みんな一生懸命やっていたという事実。

でも、開始時間に間に合わないという現実もあった。
﨑野さんの激しい叱咤が班長3人には予想できただろが、開始時間を遅らせるべく交渉に。

そして案の定の結果。

結果がなければ意味がないのだ。
頑張っただけでは駄目なのだ。
“子どもだから多目にみよう”なんて通用しない!
だから大変なのだ。
でも子どもの時にそんな経験があれば、打たれ強い、打たれても立ち上がれるしなやかでたくましい人になれると思う。

結局午後9時近く、ようやくパーティーの幕開けになった。

そんなに遅くなったのに、夜中12時30分まで1人残って作文を書いていたのはヘラクレス。
妥協しないで最後まで書いていたその姿勢に脱帽の夜だった。

(キャスト:ヨウコ)

段取り

ウォークが終わり子どもたちは気が抜けてしまったのか夕食の準備をぐだぐだと行っていた。

スタッフ側も何時に食べられるか聞いていたが、みんな無視。
かなり寂しかった…。

そんな時に崎野さんが来て雷が落ちた。

段取りが大事だと何度も何度も言われ続け、怒られたのにできない。
みんなには響かないのか…

その後は、みんなで協力して時間通りに出来ていた。
最初からやってくれと涙が出そうだった。

できる能力があるのにめんどくさがって、やらないなんてもったいなさすぎる。

理屈ではなくてつべこべ言わずに精一杯してみると、もっと楽しいことが待っていることを早く共有したい!

この理不尽の巣窟だからこそわかれることなのだから!

(キャスト:エリンギ)

ウォーク4日目

ウォーク最終日の出発前、あれだけグループでシェアするようにと言われていたのに、給水ポイント(子どもたちが歩いている途中水分を補給するために、給水ポイントを設置しています)の時間や場所がグループ全員でシェアできておらず、りゅうさんに指摘されました。

そして午前10時、第2給水ポイントの勝田橋で給水車があったにもかかわらず、なんとスルーしてしまいました。

子どもたちに現在地を質問すると、読図はできており、結局のところ誰一人メモを取ってなく給水ポイントを勘違いしていた挙句、全員が把握できていませんでした。

その後グループ内で先頭集団と後方集団とに別れてばらばらに歩きはじめ、その思いやりのない行動に見るに見かねたりゅうさんに叱られました。

アクアのみんなはできないわけではないのです。
でもやらない。
楽なこと、楽な方を選んでしまうのです。

早く歩ける子はどんどん歩いていきたい。
反面、もう疲れて足が一歩前に進めるのがやっとの子もいるのです。

都合のいいほうを選べば楽です。でも都合の悪いことをする、めんどくさいことをすることで人とのつながりが強くなったり、相手からも優しくされたり、思いがけない豊かさがあるのだと思います。

叱られるからやるのではなくから仲間のため、自分のためにやる!そうしたらおのずと楽しい道が開けるはずです。

(キャスト:あーやん)

ウォーク3日目

今日はウォーク最長の22kmを歩きました。

そんな長距離でもファイヤーズ は一度も迷うことなく歩き続けました。
大きなカギを握ったのは、クマでした。

クマはウォーク初日のときは、やる気がなかったせいもあってか地図がまったく読めず、ノゾムッチに頼っていました。

しかし今日は地図読みのコツを掴んだ様子で「今この辺にいるからもう少しで着くよ」とチームのみんなに伝えられるまでになりました。

他にも「出発の準備が終わっている?」「もう行くよ」など声かけをするなど、ウォーク初日よりもひと回り成長したクマがいました。

こうやって成長していく姿を目の当たりにして、とても嬉しい気持ちになりました。

(キャスト:にーにー)

ウォーク2日目~カヌーツーリング~

旅に出て2日目、今日はカヌーで川をくだる。

何度かの経験あるメンバーも、初心者もいる。
カヌートレーニングでは、流れの無いところでふざけてカヌーの上に立ったり、わざとチン(落ちる)したりと全員が1人で乗れるのか心配だった人が何名かいた。

そのメンバーを集め出発前に、りゅうさんの再度のトレーニングが行われた。
全員に「ふざけていたら命に関わるんだぞ」と伝えられ気が引き締められてスタートした。

流れにただ身を任せていてもたどり着く事ができるかもしれないが、バランスを上手にとって、チームみんなで声を掛け合い旅を楽しむ。

「いつか自分でプランして旅をしろ」というりゅうさんの言葉を聞き、自転車や電車でハローウッズに来た以前の参加者の顔が浮かぶ。

まだまだ旅ははじまったばかり。
なにを思い感じていくのだろう。

(キャスト:りえっち)

ウォーク1日目~約束とスタート~

昨日、再三の注意を守れなくてカイのやる気をドン底まで落とした20人。

大人なしの話し合いの末に出した結論はただひとつ、カイの信用を取り戻し、みんな自身が成長すること。
これまで怒られっぱなしのみんな。
食事当番のときは、7人全員が協力できなくて、テーブルの上は料理で出たごみや包丁が放置されていたり、また食事のときは、食べ切れない量をよそい、残したりと絶えず問題があった。

でもその問題やミスが「自分たちの責任で起きている」と気がついていたのはカイだけだった。

カイ以外のみんなは問題の責任を自分以外のせいにしがちだった。何度注意されても同じ間違いを繰り返している・・・。
今までの反省を活かすことは大人でも難しい。

でもみんなは注意されたことを一回やったら満足。
継続できない。「このままではダメだ」と気付いたカイが、“なあなあ”になってる20人に起こした『行動』があったからこそ、今日ウォーク初日を迎えられた。

ひとりひとりが変化したのは、すぐに垣間見れた。
見違えるほどの協力でテント作りや食事の準備。

やっと本気な21人が揃った。スタートだ。
各チームとも1日を通して仲間と誓った約束を守った。

きっと明日も明後日もできると信じて、スタッフ一同全力でみんなにぶつかります!

(キャスト:おっくん)

ウォーク出発前夜に問題勃発

去年のKチームのリーダーをやらせていただきました、いくりんです。
15,16,17日の短い期間ですが皆に会いたくてお手伝いに来ました。

今日は、明日から始まるウォークの準備でした。
準備も終わり夕食を食べ終えた頃…雲行きが怪しくなってきました。

なんと…明日からのウォークに行けないかもしれない…!
というのです。

理由は、サバイバルキャンプでの反省をしたばかりなのに、すぐ反省したことを忘れてしまうからでした。
しかも、崎野さんだけではなく、カイもウォークに行きたくない…と言っています。

ここで、少しだけ去年のKチームの話をさせて下さい。

Kチームは、野球大会はビリ、サバイバルキャンプでは火がつかずご飯はお預け、ウォークでは道に迷い…という悔しい経験をしました。
そのせいかはわかりませんが、今年の参加者には昨年のKチームの7人中、カイ、のぞむっち、よしかわ、たーさん、あーぴーの5人が来ていました。
しかも、今年のグループの班長はカイ、のぞむっち、よしかわのKチーム出身の3人がつとめていました。

1年ぶりに会ったみんなは、背が高くなったり、声変わりが始まっていました。
しかし外見だけではなく、何だか様子が去年とは違っていました。
「一段と落着きがみえるカイ…!!」
「あんなに夕飯の片づけをさぼっていたのぞむっちが、片づけをしない子を注意している!!」
「話し合いでの時間、よしかわが中心となってみんなに意見を聞いてる!!」
「小さかったたーさんが大きくなって、自分よりも小さな子の面倒をみている!!」
「去年はウォークの話をすると心配していたあーぴーの顔に、今年は自信がみえる!!」

「カイを説得出来なかったらウォークはなし、キャンプもおしまいだ。あとは好きにしなさい。」
と崎野さんが言いました。

とりあえず、シャワーと食器を洗いに水道場へとみんなが行きました。
私も一緒に行くと…脇目も振らずにお皿を洗うルカ、れっち、きょろの姿がありました。
マッチは、一人食器を洗うカイに「ウォークに行こうよ」と必死に声をかけていました。

「これからどうするの?」きょろに聞いてみました。
きょろは食器を洗う手を止めずに、「まずは反省する。」と言いました。
「反省するだけでいいの?」と聞くと、「反省を実行にうつさなきゃ。」と言い、黙々と食器を洗っていました。

シャワー室の方へ移動すると、暗闇から2人の影が私を呼びました。のぞむっちとよしかわでした。
「カイが目も合わせてくれないし、話を聞いてくれないんだ。
僕は、去年カイに本当に迷惑をかけたって自分が班長になって本当に感じた。
だから、カイの辛さもわかるから、なんて言ったらいいかわからないんだ。いくりん、どうしょう。」

私はここにきて2日目だったので、今までの状況を把握していません。だから、実際は違う面もあるのかもしれません。
でも、その真剣に悩む姿に、一生懸命な姿に、自分に相談してくれた事に…思わず目頭が熱くなりました。

子ども達は、話し合いを始めました。
夕食後に体調が悪くなったきょうへいも、眠たそうな子を気遣いつつ、カイのチームメイトに必死に話をしていました。
しばらくすると、カイのチームが、カイを含めた話し合いを始めました。

耳をすますと、カイの声が聞こえてきました。
「班長に年齢や学年は関係ないんだ。ルカが班長になったら、きっと素敵な班になると思う。年上だから任せていいとか、そんな事は関係ないし、そんな風に思っていたら最低だよ。」

私は全ての話を聞き取れませんでしたが、昨年カイと一緒にKチームだった時のことを思い出しました。

カイは以前に参加した時に自分が幼くても班長になりたいと思ったという話、どうやったら班がまとまるか必死に悩んでいたこと。
私自身も年齢にとらわれてみんなを見過ぎていたところがあったなあ、と反省しました。
また、カイだからこそ悩んだことがあって、今こうしてみんなと話しているのだろうなあと思いました。

そのあと、崎野さんを含めてみんなで話し合いました。
どうしてウォークに行くのか?誰の為なのか?眠たい目を擦りながら、全員が自分の意見を言いました。

夜中の1時半まで話し合いが続き、崎野さんは「また、おまえらを信じよう。」と言いました。
今年は、昨年とは違いリーダーという立場ではなく、だけど知っている子がたくさんいて、またほんの数日間ということもあり、昨年よりも気楽に楽しんで、子ども達と接する事が出来ました。

言葉は悪いですが、まさに「おいしいとこ取り」だったと思います。
本当に面白くて、帰りたくないなあと心底思いました。幸せだなあと思いました。
子ども達、スタッフの方々、素敵な出会いに感謝をして、大切に、私も頑張っていくぞ!!と何だか元気をもらいました。

明日からは、いよいよウォーク。
寝不足だけど、one for all all for oneで頑張れ!!!

最後に…、あーぴーがもじもじして私に話したことがありました。
「ねえ、いくりん。あと8年くらいたったら私、いくりんみたいな立場でまたキャンプに参加出来るかなあ?きっとこの先はあんまり来られないから。」

「出来るよ!あーぴーだったら。私が頑張ってあと数年で結婚してさ、子ども産んで。私の子どもがキャンプに参加して。あーぴーの班になったらいいなぁ。あーぴーがいくりんジュニアに怒るんだよ。机を拭きなさい!って。」 そんな日が来たら、いいなあ…と思います。                                     

(去年のキャスト いくりん)

サバイバルキャンプ振り返り

今日はサバイバルキャンプの振り返りでした。

明後日からのウォークのことより、まず大事なのはしっかりと振り返りをして反省すること。
ということで話し合いの時間がもたれました。

アクアの話し合いは相変わらずだんまりが多いですが、ちょっとずつ自分の否を認めることができるようになってきました。

具体的にグループの反省は、「まとまりがない」「段取りが悪い」「だらだらしていた」との意見でした。
理由は「単独行動が多く自己中だったから」と全員一致の答えでした。

話し合いの前に、「なぜできなかったのかのなぜがわかれば直せるようになる、その分析が大事だ」とりゅうさんが教えてくれたことが伝わったようでした。

アクアは失敗して起こられて悩んで反省して、泣いて誤って助けられて少しづずつよくなっていっています。

最後の旅のウォークでも沢山失敗し、なぜを考えて、最後はいいゴールができるのを願っています。

(キャスト:あーやん)

サバイバルキャンプからの帰還

昨晩、なんとか火おこしが成功し、どのチームも空腹からは解放されました。

朝食はラーメン。
もちろん完食し、いざ帰れるとなったら撤収の早いこと!
そう!みんな"やればできる"のです。

2日目に火のついた2班は、スタッフが協力しての火おこしでしたが、子どもたちはどう感じているでしょうか?
少し不安が残るというのが本当のところ。

空腹は満たされても、心の空腹は満たされているのかしら?

9時45分サバイバルキャンプ地を後にし、ベースキャンプへ出発。
これまでの曇り空が嘘のような晴天に、嫌気がさしてきながらの山越えとなりました。

私は先回りしてお昼の用意。
メニューは二色ごはん、お味噌汁、梅きゅう、ゼリー。
みんな、心の栄養も満たしてくれるといいなと思いながら料理しました。

そして帰還。

餓えているときは、「なんかちょうだい~」だった言葉が、返ってきた瞬間「今日のお昼ごはん、なぁに?」です。

"がっつくな"というのは無理な話。
毎度の事ながら恐ろしいくらいの食欲に圧倒されつつ、当たり前に食べられているごはんのありがたさを感じてくれるきっかけにいつかなったら…と思いました。

"いつかどこかで感じてくれたら"の種まきは、あと1週間で終わりを迎えます。

(キャスト:ヨウコ)

電池切れから見事達成!

みんなでサバイバルキャンプ2日目!

心配された雨の予報はハズレ!
暑い一日となった。

ファイヤーズを除く2チームは火おこしが出来ずに、昨日の夜から今日の朝と昼の三食を口にしていない。
空腹、疲労、睡眠不足、そして悔しさから涙する子たち。

普段、三食も食べないことなんて皆無の生活だろうから相当我慢してた。
我慢しているのはよくわかるが、寝てばかりで一向に火おこしに挑戦しようという覇気がみられない。

夕方、リュウさんの『喝』が注入し、最後の挑戦!
スタッフも助けたくなってしまうほどの気合に僕もチームの一人として参戦。

集中、協力、最後の力を振り絞りやっと付いた!
うれしさで泣く子、火おこし出来た途端に電池切れ(寝転ぶ)な子、

今日の飯は最高にうまかったね!

食べてなかった分、お腹が萎縮したのか、食べ過ぎなのか、食べ終わったあとに今度はその満腹感に苦しみながらも、みんな協力してできた達成感も味わってました。

さぁ、明日は帰るぞ!

(キャスト:おっくん)

サバイバル初日

いよいよ今日からみんなでサバイバルが始まりました。

One For All、アクア、ファイヤーズの3チームそれぞれが工夫して火をおこしをしていました。

その中で唯一、火をおこせたのがファイヤーズでした。
他の班よりも練習量が多かったのが、成功に結びつたのかもしれません。

まずシミゲン、たつき、ヘルクレスの3人で煙を起こし、ケイ、クマ、あゆかで火を強くし、ノゾムッチで最後の追い込みをするという役割分担で、火をおこしやすい位置ですばやく交代しておこしていました。

僕は、先日の豪雨による湿気の影響や本番どれだけチームがまとまれるかという不安があったので、なおのこと火おこしの成功に感極まってしまいました。

まだ火がおこせていない2班も、明日はごはんが食べられるように精一杯頑張って欲しいと願っています。

(キャスト:にーにー)

嵐の後は・・・

本当は今日からサバイバルキャンプだったはずでだったが、昨日の雨であえなく延期となったため、今日が準備日。

連日の雨のため洗濯物はコインランドリーで乾燥したり、午後からの晴れでテントはひっくり返したりとドタバタしながらサバイバルのキャンプ準備が進んでいく。

宿題タイムが終わり、今年も参加してくれたリピーターのみんなに、りゅうさんが質問した。
「なぜもう一回参加したのか?」
答えは「火がおこせなくて悔しかったから」や「サバイバルキャンプでちゃんと生活したかったから」などサバイバルキャンプでのリベンジがほとんどだった。

そう、去年は火がおこせなく辛く悔しい思いをしたkチームからのリピーターが5名ととても多い。

抽象的だが、辛く悔しい思いは、底力がある感じ。底を見たから力が出るのかな?
さて、今年はどんなサバイバルドラマが生まれるか?
楽しみ半分、勝手に不安を感じている。
大人になったときに思い出せるような“種”が蒔けると、嬉しい。

(キャスト:ヨウコ)

サバイバルは…?

今日はみんなでサバイバル!!!…
のはずだったのですが、台風の影響のため残念ながら1日延期になりました。

そこで、今日は宿題&もてぎスキルアップアドベンチャー。
最後はカラオケ大会を行いました。

カラオケ大会では、いつも小さい声で話しかける恥ずかしがり屋の女の子が、いきものがかりのホタルノヒカリを歌い、美声を披露していました。

他の子も、コミカルな歌で場を盛り上げたり、最後にはりゅうさんも一曲と僕らスタッフともに楽しい1日になりました。

これから始まるサバイバルに向けて皆で協力して乗り切って欲しいと思います。

(キャスト:にーに)

平等

夕食後にどしゃ降りになった。

りゅうさんは「しっかりと大雨が降るので、カッパを着なさい。」と助言をした。

しかし、聞いていた者もいた反面、聞かずにカッパのズボンを履かないで行き、びしょびしょになった者がいた。

話を聞かないと、嫌な思いをするのは自分だと気がついたのだろうか?

嫌な思いをするだけで済めばいいが、自然界では情報が無ければ、簡単に死んでいく。
平等なんてものは自然界には存在しない。
人間も同じ平等なんてものはなく、優劣がつく。

だからこそ、人間は声を掛け合える言葉があり、助け合いをしていかなければならないと、りゅうさんの話は続いた。

このキャンプでの個人の目的、チームの目的をシェアしサバイバルキャンプ、ウォークでチームワークを築き上げる良いキッカケになり、今日の嵐のごとく、雨降って地固まることを願っている。

(キャスト:えりんぎ)

焦げた飯盒は苦い体験?

今朝、飯合炊き用のお米を取りに炊事場へ行く途中で、グループのある子が「昨日のようにならない様にしなくちゃ」とぼそぼそと言っていました。

何を言っているのかと思い「昨日って?」と聞くと「昨日こげこげだったからさぁ…昨日のようにならない様にしなくちゃ」との答えでした。

でもそれは、一昨日の話。

一昨日の晩、その彼とグループのメンバー2人とで飯盒炊きをしたところ、ごはん自体は美味しく炊けたものの、飯盒の底は焦げ焦げで、今までで一番ひどい焦げつきでした。

さらに、いつも話しに夢中になり食事が進まず、グループみんなが洗い物に行けない状況を理由に、彼は飯盒を洗うことになりました。

これまでは洗い物の時間になるとフラフラとしていた彼ですが、前よりも「僕仕事ないか?」と聞いたり、これまでよりずっと言葉を発するようになりました。

この彼のよい波が、グループのみんなにも届くと良いなというのが今の私の切実な願いです。

(キャスト:あーやん)

今日はカヌーの日!

カヌーインストラクターの方に乗り方を教わり、即実践したがみんなうまい!

楽しいことを覚える早さはみんなピカイチでした。
カヌー初体験のリーダー2人は、あたふたしながら乗るのに精一杯で、カヌー操作を得意気に乗りこなすみんなは僕らなんかおかまいなしで楽しんでました!

午後は水あそびで、川の流れに逆らいながら歩き、昇りきった者だけが味わえる川の流れで泳ぐ特典を、みんな何度もチャレンジしてました。
まるで格闘家の修行のようでした。

明日、僕は筋肉痛間違いないです。

そのあと温泉にも行き、今日1日みんなリラックスできた様子でした。

(キャスト:おっくん)

キャンプ参加した目的は?

朝4時48分、寝ぼけ顔で今朝飛びますか?
とりゅうさんに尋ねると、空を見上げ、
「雲が多いな・・・・・・・・やめよう!中止」
との答えが返ってきました。

子どもたちの残念そうな顔が目に浮かびます。
熱気球が終わったらその場で朝食の予定ももちろん変更し、いつも通りの朝ごはん風景となりましたが、案の定、朝食の時に「ね~、もう熱気球てやらないの?」と心配そうな声である子が話しかけてきました。

朝食が終わるとりゅうさんから話がありました。「今日熱気球を中止したのは、雲がかかって何もみえないから、つまり素敵な風景をみんなに見せるという目的を達せないからなんだ」

と言葉を続けて

「みんなもこのキャンプに来た目的は何なんだ?目的がなければこんなことやっている意味はないじゃないか」
と以前に子どもたちに同じ質問したときに、出てきた答えは、友達、チームワークなど、人とのコミュニケーションを大切にしたいという思いできているのだと聞こえました。

本気でコミュニケーションをとろうとしたとき、けっして楽しいことばかりではなくて、嫌なことを伝えたりすることも多いです。

でも今は、楽しいことでやりすごそうとしている感じがしてしまう。
きっと本当のコミュニケーションをとれたときは、多少天候が悪くとも、楽しい熱気球がみんなを待っているのだろうと思えました。

今日はすでに14日目。あと半分、私たちにかかっている焦燥感を隠しきれません。

(キャスト:ヨウコ)

マッチ紛失事件

「あーやん、マッチをなくしちゃったみたい」とある子が今にも泣きそうな顔で話しかけてきました。

事情を聞くと個人ロッカーに保管しておいたグループのマッチを紛失したということでした。
りえっちからは、班全員のロッカーをさがしておくようにと指示を受けていたものの、ベースキャンプで捜しているのは当人だけ。

他のグループの仲間といえば、おもてのデッキで優雅に漫画読みだったり、遠くで虫たちと戯れていたりと、およそマッチ捜しとは思えない様子。

そのうち夕ごはん炊きで必要になり困ったのか、今度は新しいマッチをもらおうとニヤニヤ私にウソをつく有様。

こんなずるい姿をみて、がっかりしてしまいました。
仲間が捜していても他人事だったり、なにかというと自分の否を認めないのが悲しかったのです。
マッチをなくしたのは仕方なくてもその状況から逃げない人になってほしいと思いました。

結局、夕食40分前にりえっちからマッチをもらったものの、夕食には炊き上がらず、りゅうさんの「おまえらみんなごはんは抜きだ」の一言で私もグループのみんなも晩ごはんは抜き!

りゅうさんからの話があったのち4時間に渡るミーティングで夜が更けていきました。

(キャンプネーム:あーやん)

面倒くさいことをして得る事

本日は天候で延長していた、ソロサバイバルキャンプの日だ。

朝から調査・準備といろいろする事がある。
面倒くさい事、大変な事をあげると・ご飯を作り他のグループに声を掛けなければならない。

・自分が干した洗濯物を出発前に取り込まないといけない(湿る)
・パッキング出来ず、バラバラに備品を持って行ったら、重い、落とす
・ 自分でたくさん考えなければならない
・ 寝る場所が平らでない
・ ご飯食べる為には火をおこさないとならない
・ やる気を出す
などなど・・・

りゅうさんが言っていた。「物事は段取りが一番だ」「面倒くさい事をしなければならない」 仕事をするにも、生活をする中でも痛いほど実感する。

大人でも子どもでも面倒くさい事は一緒だ。
ただ、その面倒くさい事をちょっとするだけで、ちゃんとご飯を炊けてとてもうれしかったり、いい事がたくさんあるのだと思う。

(キャンプネーム:りえっち)

今日は、HONDAコレクションホールで歴史ある展示品を見せていただきました。

建物に足を一歩踏み入れると、本田宗一郎さんの『夢』の文字がお出迎えしてくれます。

人それぞの夢の尺度はあるでしょうが、みるものではなく、かなえるのが夢と総一郎さんはおっしゃっていたそう。

3階建てのその建物は、名前どおりコレクションでいっぱい。
2階の電動自転車からはじまりバイク、自動車、3階のレーシングバイク、レーシングカーを丁寧な説明を受けながら周りました。

3階のレーシングカーコーナーで、ある女の子が自分の将来の夢をはなしてくれました。
彼女の夢はレーサーか宇宙飛行士だそう!普段口数の少ない彼女はコレクションホールで何かを触発されたのでしょうか?

そんな夢を吐露してくれました。
最後にスペシャルで、マクラーレンのレーシングカーに試乗させていただきました。
その彼女がレーシングカーに乗った瞬間、急に大人顔になった気がしました。

夢を追いかける、たくましい姿を垣間見れたようでした。

(キャスト:ヨウコ)

バイク教室

今日はバイク教室の日でした。

皆初めてバイクに乗る子ばかりで大丈夫かな?と思ってたら、中には僕より上手い子もいてビックリ!

初めて乗る子供達も、どんどん上達していって楽しそうに運転していましたバイクで軽く転倒した子もいましたが皆ケガなく終えてなによりです。

(キャスト:にー)

痛みの向こう側

ピンチはチャンスとはよく言ったものだと思います。
今日そんな出来事がひとつありました。

夕飯のコロッケの付け合せにキャベツの千切りをしていたときのこと。
皆さんも一度はヒヤッとした経験がおありではないでしょうか?
ある子が、そう手を・・・切ってしまったのです。

「痛い~~~!」そうでしょうとも。
しばらく氷でアイシング、少し痛みが落ち着いたところで手を切ったその子が「あっ、右手」と明日のバイクのことを心配していました。

心も体もすごく痛いときやとても困ったときは、とかく悪い方向に物事を考えがち。でもそんなときこそ逆転の発想で状況を逆手に取れれば、自分が大きくなれるチャンスなはず。

それから痛みを知ることで、相手の痛みもわかるようになれる。 傷が癒えるまでは少し痛いけれど、その向こうに得がたいものがあるように改めて思いました。

(キャスト:ヨウコ)

ツリーハウスづくり

グループごとにツリーハウスをつくることになり、その設計図を提出することとなりました。

丸い机、自分達で作った椅子、昆虫ラック、本棚、祭壇、落書きされたベニヤ板の壁、糸電話(私の強引な希望ですが…)、天窓etc…。

こんなものがあったらいいな!のツリーハウス概要です。

そして、昆虫ラックに入れる昆虫を採りにハッチョウトンボの棚田まで歩いてきました。

ある子はナイロンの黒い袋だったり、またある子はクロネコヤマトの宅急便の紙袋だったりと、各々の虫かご(袋)で捕らえました。

さて、捕獲結果といえばカナヘビ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、カマキリ、コウロギ、イトトンボ、アリジコクです!

リュウさんの計らいでどデカイ昆虫用の飼育ケースも入手。日に日に、ケースの中に仲間が増えて行く予定です。

(キャスト:あーやん)

ひとりで炊飯!

キャンプも2週間目に突入し、みんな少したくましさがでてきました。

今日は各班ずつ、みんなで旗づくりをしたり、ツリーハウスの設計、そして夕飯のひとりごはん炊きが繰り広げられた1日でした。

各自ごはんを一合を炊くとともができなかったら、主食が食べられないというなんとも過酷な課題があり、さらに火おこしをするための枝集めからスタートだったので、みんな一生懸命!

でもみんな本当に楽しんでやっていて、見てる僕までニコニコしていました。

天気が悪い日が続いて、まだ実施されていないソロサバイバルが近いうちにありますが、みんなそのときには自信を持ってできるのではないのかなと思いました。

(キャスト:おっくん)

個性

 夜、日記を書く時間にりゅうさんの意向で、“自分自身の嫌いなところ”“自分自身の好きなところ”“将来の夢”を一人一人に書かせた。


 やはり子どもは大人の常識を良い意味で裏切ってくれる。

・嫌いなところがわからないところが嫌い

・静かなところが嫌いなのに、良いところが騒がないこと

・だいたい全部が標準より上・良いところは特になし

・夢はきれいな嫁さんをみつける

・絵のうまい鉄道写真家

・一度「バカヤロー」と崎野さんに向かって言いたい

etc…



矛盾も多く、そんなこと考えてるのかと思うと笑ってしまう。ただこういう考えをしていることは素敵なことだと思うし、その一人一人の個性を伸ばせるように、キャストとして接していければと思う。

(キャスト:山崎北斗 キャンプネーム:えりんぎ)

はじめての洗濯!?

今日は本来ならばソロサバイバルの予定でしたが、天候により予定を変更し、休息&洗濯の日になりました。

子ども達の反応も様々で、火おこしができていない子は喜んでいたし、ばっちりな子は、ソロサバイバルができず悔しがっていました。

洗濯の時間では、いつも親にやってもらっている子も自分でやらなければならず、なかには生まれて初めて洗濯をした子も!?

これからも沢山の初めてを経験して少しずつ大きくなっていってほしいな。

(キャスト:にー)

シェアすることの大切さ

我がグループAQUA(アクア)の最近の課題は“チームワークを深める為にはどうしたら良いのだろう”です。

そこで、意見として出されたのが“各々の役割分担を理解する”ということ。

たーさんは人数確認係、マッチは持ち物確認係と決まった訳ですが、一部の人間の間でしか確認しあっていません。

例えば、リーダーがシャワーの準備をしようと言っていても、全員で情報を共有できていない為、準備できてない者がおり、出発時間が遅れてしまいます。そんな時は、往々にして話を聞いていない者が責められがちな状況。

そこであえて私は伝える側の大切さをグループのみんなに伝えました。

全員で情報を共有する(シェアする)ことが大切なはず。

とはいうもののまだ“チーム”である事をみんなは理解しきれてないみたいです。

そんな中リーダーのヨシカワは、みんなに情報が伝わっていないのは、まずい!と気づきはじめた様子です。

気づきはじめて今!ヨシカワはその状況を奪回しようと奮闘中です!

(キャスト:あーやん)

「わたし」から「わたしたち」になる姿

4日目が終わりました。

ぼくはこの日でスタッフのエリンギ君と交代して、ガキ森キャンプを離れます。この4日間でもみんなに少しずつ変化がありました。

最初の日は何をしたらよいのかわからず一人でいた子が遊びの輪の中心にいたり、本を読んでばかりだった子が食事の手伝いを自分からするようになったり、おとなしくて元気が見られなかった子が今は、「落ち着け!」と注意されるくらいはしゃいでいたり。

だんだんと森の中での生活に慣れてきたようで、最初の夜は全然眠れなかったと言ってたのが「昨日はテント入ったらすぐ寝てすぐ朝だった」と言う子もいて、今の暮らしが日常になりつつあるようです。

彼らの環境適応力はすごいものがあるなぁと、テント生活がまだ慣れていないぼくにとってはうらやましい。

今日は来るべきサバイバルキャンプに向けて、全員がちゃんと火起こしができるよう特訓をしました。

前日にリーダーやチームの仲間が教えながら、火がつかない子にコツを教えながら全員ができるようになりました。

少しずつ「仲間」を意識するようになってきたかな。最終日にはもっと成長した姿を見られることでしょう。楽しみです。

(キャスト:いまじ)

チーム名決定!

 チーム名:ワンフォアオール
       リーダー:おっくん 班長:カイ 副班長:アーピー
 チーム名:ファイヤーズ
       リーダー:にー 班長:のぞむっち 副班長:アユカ
 チーム名:アクア
       リーダー:あーやん 班長:ヨシカワ 副班長:はるか
 
リーダー以外のメンバーで必死になって相談し合いネーミングしました!

僕がリーダーをさせていただいているワンフォアオールは、みんな英語が達者なのかあえて、ワンフォアオール(One For All)とネーチャー風です^-^v

それぞれ意味を持ったチーム名で、みんな協力する気持ちは昨日より数倍パワーアップできたかな?

このパワーアップは班長と副班長だけではないのを感じました。

チームでの役割について今日は少しケンカもあったけど、夜のミーティングで自分たちが納得いくまで話をし、3日目なのにすごい!!と感心しちゃいました。

よっしゃー!!僕もみんなの足をひっぱらないようにしなきゃね♪ 

(キャスト:おっくん)

ガキ森食堂 営業中

例年のごとく、料理をよく手伝ってくれる子どもがいます。今年も例外なく、そんな料理っ子がすでにでてきました。

名前は、ルカ。
ルカが今日頑張ってくれたのは、鯵の竜田揚げ。子どもたちが3枚におろした鯵に粉をつけて、ただひたすらに60個近く揚げてくれました。

家でもお手伝いするのかな?ルカの呑み込みは速く、揚げ方もバッチリでした。

さてさて、その3枚おろしですが、今年の子どもたちはとても上手。

“中骨に身がたっぷり“
などというちょっぴり悲しいこともなくて、ちゃんと鯵の生命をいただきました。

こんなにうまいのなら、サバだの、タイだの挑戦させてあげたい気持ちでいっぱいです。

(キャスト:蓮池よう子、キャンプネーム:ヨウコ)

ガキ大将の森キャンプが始まる

キャンプ初日というのは、子どもたちもさることながら迎える私たちもドキドキ。
どんな子どもたちがやってくるのか、どんなことが起きるのか・・・。
ガキ大将の森キャンプは、その設営に3日もかけているのですが、その準備の時からドキドキとワクワクを感じていました。そしてみんなの顔を見てちょっと安心。
彼らがどんなことをしてくれるのか、初日の夜もやっぱり、ドキドキワクワクです。
(キャスト:飯島正行、キャンプネーム:いまじ)

30泊31日の第1泊目!
僕としても連日連夜のキャンプになるので、眠ることができるのか、ちゃんと疲れがとれるのか不安だ。
でもそれ以上に楽しみな明日が、毎日やって来るの方が大きい。みんなもガンバロウ!(^o^) 
(キャスト:奥平亮介、キャンプネーム:おっくん)

今日からいよいよキャンプが始まりました。
経験のある子、経験のない子、共に協力をしながら苦楽を共に「新しい自分」を見つけて欲しいと思っています。
(キャスト:白野明咲、キャンプネーム:あーやん)
ガキ大将の森キャンプ初日。今日から30泊31日のキャンプが始まる。
21人の子どもたちと会うまではドキドキだったが、みんなそれぞれ個性があり、とても楽しくすごせそうだと思った。不安もいっぱいあると思うけれど力を合わせて頑張りたいと思う。
(キャスト:新倉義丈、キャンプネーム:にー)

参加者紹介


今年の参加者は、21名!


2009年のこの時間

 2009年の夏が始まる。ちゃくちゃくと迎える準備が進み何度かベースサイトにおりて行くと、今までここですごした仲間なのか、これからすごす仲間の声なのか、階段でみんなの声が聞こえてくる気がする…。
 共に楽しみ、苦しみを乗り越え、新しい仲間達との出会いがまたはじまる!
(キャスト:中原理恵、キャンプネーム:りえっち)

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