マッチ紛失事件

「あーやん、マッチをなくしちゃったみたい」とある子が今にも泣きそうな顔で話しかけてきました。

事情を聞くと個人ロッカーに保管しておいたグループのマッチを紛失したということでした。
りえっちからは、班全員のロッカーをさがしておくようにと指示を受けていたものの、ベースキャンプで捜しているのは当人だけ。

他のグループの仲間といえば、おもてのデッキで優雅に漫画読みだったり、遠くで虫たちと戯れていたりと、およそマッチ捜しとは思えない様子。

そのうち夕ごはん炊きで必要になり困ったのか、今度は新しいマッチをもらおうとニヤニヤ私にウソをつく有様。

こんなずるい姿をみて、がっかりしてしまいました。
仲間が捜していても他人事だったり、なにかというと自分の否を認めないのが悲しかったのです。
マッチをなくしたのは仕方なくてもその状況から逃げない人になってほしいと思いました。

結局、夕食40分前にりえっちからマッチをもらったものの、夕食には炊き上がらず、りゅうさんの「おまえらみんなごはんは抜きだ」の一言で私もグループのみんなも晩ごはんは抜き!

りゅうさんからの話があったのち4時間に渡るミーティングで夜が更けていきました。

(キャンプネーム:あーやん)

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