子どもたちは、最後まで歩ききれるのだろうか・・・
正直なところ、自分の体力もやや心配だった。
登山スタート時、風がかなり強く、体感温度低かった。
上はもっと風が強いはず・・・
でも、時間を遅らせるわけにもいかず、防寒対策を整えていざスタート。
全コースを踏破できるかは、みんなの足どり次第だ。
序盤は、ハイペース気味だが快調に登っていく。
次第に「ここすべるから気をつけて」「○○がんばれ」等、
相手を思いやる言葉が次々と飛び交う。
パーティとして、1つになってきた感じが見受けられた。
しかし、終盤に近づくにつれてパーティが2つに分かれだした。
そして、先を歩くグループから遅れているグループに対して、非難の声が出るようになってきた。
自分に余裕がなくなってくると、相手を思いやる気持ちがなくなってくる。
相手のことを考えないで発した言葉が、言われた人の胸につきささる。
もちろん、大人にも言えることだと思う。
もちろん、崎野からの指摘などがあり、
・チームとしてどうあるべきか?
・人に対する関わり方は?
などについて、明後日の討論会で話し合う予定となった。
でも最後は、みんなで気持ちを奮い立たせ、全員が同じタイミングでゴールすることができた。
9時間半という長い道のりを踏破したみんなの表情は、とてもキラキラしていた。
その後みんなに、それとなく聞いてみた。
「自分の中で、破壊と再生はあった?」
全員「あった。」と答えた。
それが何なのかは、後でじっくりと聞いてみたいと思う。
(キャスト:ペコ)