キャンプ3日目

今日は、明日の那須岳登山の準備&移動日。
午前中は行動食を分配したり、行程・高低表を見ながらイメージトレーニング。
等高線と見合わせて、どの辺がキツそうか、どの辺が緩やかか等地図の見方も分かるようにする。
予定では8時間位歩く事になっているが、行けるかどうかは自分達次第。

出発前に“なぜ登山をするのか”みんなで考えてみる。
崎野(ハローウッズのガキ大将)曰わく “登山は《破壊と再生》である”と。
…ん?
という表情を見せる子ども達。

崎野はこう話を続けた。子どもの成長というのは“新陳代謝、つまり破壊と再生”なのだ。それは単に皮膚や体だけでなく、脳やこころにもいえる。破壊と再生のリズムが悪いとどうなるか。それは破壊がないために新しいものも入ってこなくなってしまう。今のうちから一つの価値観にとらわれていてはものの見方が狭くなる。

『価値観や考え方を決めるな。』

崎野が熱く語る。
聴いているみんなの瞳の真剣な眼差し。

きっと、山に登ることで辛さや自分の限界に直面するだろう。
でもそこで、頑張ることで新しい自分を発見できるかもしれない。
そもそも、自分で限界と思っていたものは自分で勝手に決めたものなんだから。
明日子ども達は登山で何を感じるのだろう・・・。
どんな表情をみせるのだろう・・・。

ログハウスに着くと早速夕食のシチューづくりに取りかかる。
みんなの仕事が速い!速すぎる!

一体何故か…

それは、さっさと料理をして余った時間を遊びの時間にしたいからだ。

まぁ理由は何であれ、目標の為に時間を工夫し、作業を分担してテキパキやることは良いことだ。
初めのうちは、一つ一つスタッフが促しながらやっていたことが、「○時から~をするよ」という最低限の情報をいうだけで、みんなで何をやれば良いのかを考えるようになってきた。
遊びたいなら、その時間は自分達でつくればいい事を知ったようだ。
仕事も話し合いながら効率よく分担するようになった。

なんか一つの家族のようにまとまってきた感じがする。
みんながどう変わっていくか、毎日が楽しみです。

(キャスト:ペコ)



明日はいよいよ那須岳登山。
「登山」はキャンプという非日常からさらに非日常になります。

自分の体力の限界に挑む!

という言葉通りの世界が待ってます。

装備の準備や地図を見てルートを確認している今日は、みんなどんな世界が待っているか楽しみのようだ。
ワクワクしたまま荷物を積みハローウッズを出発。

3時間かけて登山口に近いコテージに到着。今日はここに宿泊です。

みんなテキパキと夕飯をつくります。
・・・これは3日目にして自分たちでやることを見つけて動くようになったの?
と思いきや、
早く終わったら「かくれんぼ」をすることにしていたのでした。

でも、その力はすごい。
その後は、しっかりとかくれんぼをしてました。
夜には、定番の枕投げまで・・・

普通なら明日にそなえて体を休めますが、発散させて溜め込んでいるものがない状態になったほうが山で力を発揮できるのです。
しっかり遊んで、明日はがんばろう!

(キャスト:いまじ)


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