キャンプ5日目

ウォーク3日目

ハローウッズに帰る日。

帰れるという気持ちがあるからか、今までより若干ペースが速い。
どんどん標高が上がっているのに。

ウォーク中は、体力の差や疲れの蓄積などがあって、なかなか一つのグループで歩くことができなかった。
列に開きができてくると、その差がなかなか縮まない。

この旅最後の難関ともいえる、ツインリンクの入口からの上り坂。

ハローウッズまでの約2キロが上り坂なのに、裸の大将のものまねなんかをして楽しんでいる。
楽しいことで疲れを吹き飛ばしているようだ。

なるほど、「楽しむ」にはそんな力があるのか。

でも一人だけ、本当に疲れて先頭集団に追い付けない。
ゴール直前、全員が彼を待って一緒にゴール・・・
というお約束の展開があるのかなと思いながら歩いていた。

ところが、最後になって彼が最後の力を出して10メートルくらいの差を走って追い付こうとする。

えっ?そんな力はどこから出てくるの?

中央エントランスのところでみんなに追い付き、そこからハローウッズまでみんな楽しそうに歩いた。
まるで今までの疲れがなかったかのように。

待ち構えていたハローウッズのスタッフに、迎えられて全員が一緒にゴール。

グループが出来上がった瞬間でもあった。

(キャスト:いまじ)

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