ウォーク2日目
大洗までの道のりにはいくつもの石碑が建っている。
馬の慰霊碑や、かつて戦場だった名残の忠魂碑、安全を祈願するお地蔵さまなど。
それぞれに生けたばかりの花も添えられていて、誰かが毎日供えているのかと不思議がっていました。
そのうち何人かが、石碑を通りすぎるたびに一度足をとめて手をあわせるようになりました。
この地でなくなった人のためか、自分たちの旅が最後まで無事に続けられるようにか・・・。
そんな自然に手を合わせる姿に、教わらないでも感じるものがあるんだと感心しました。
ぼくも母親に連れられて高尾山に行くと、登山道にあったお地蔵さまにお祈りをしながら歩いていたことを思い出しました。
ただ歩いて目的地に行くだけじゃなく、旅の途中にあるものに目を向ける力がついてきたのかも知れません。
(キャスト:いまじ)