竹の家から出てきたみんなに聞いてみた。
「寝心地はとどうだった~?」
「テントよりあったかった~!」
確かにススキをみんなでがんばって運んでつくった。そして、全員で寝た。
少し空が見える部分もあった?が、昼の光りを貯蓄したのがあったからなのか、
みんなで・・・なのか、満足気な表情が見える。
朝食を終えた後、どんどんとキャンプの終わりが近づく。
寝袋を干し、荷物をまとめ、シャワーを浴び、日記や感想を書いていく。
保護者の方が迎えに来て再会した時には、はずかしそうにする子、
親そっちのけで友達と遊ぶ子、まちまちだがキャンプのはじまり
よりいい顔をしている気がする。
キャンプがおわって誰もいなくなったけれども
竹の家は森の入り口にそびえたっています。
お座敷からもキャッキャ笑う声が聞こえてくるようです。
また泊まりにきてね。またね~。
(りえっち/中原理恵)
みんなそろって、竹の家で過ごした一晩。
僕たちスタッフも竹の家の入り口近くでみんなと一緒に寝ていました。
ちょっとドアの開け閉めがややこしいところがあったので、
夜中に「トイレ~」と起きてくる子がいたら、手伝ってあげないと!!
そう思っていたのですが、この日は夜中に起きてくる子はひとりもいませんでした。
寒い中での3泊目、みんなで一生懸命になって竹の家を完成させたその日の夜。
きっとみんな、疲れと達成感でぐっすり寝られたのかな、と思います。
朝になって湯たんぽを抱えて竹の家から出てきたみんなの顔も、
なんだかテントで寝ていた昨日や一昨日の朝の顔よりも、
ちょっとすっきりしているような・・・。
低学年でおこなった夏の1週間キャンプや、もちろん高学年の30泊31日キャンプと
比べたら本当にあっという間の3泊4日。
でも、そんなみんなの表情を見ていたら、
「やっぱりキャンプ前とはちょっと変わったかな?」と感じます。
いろいろなガキ大将の森キャンプがあって、それぞれでみんなちょっとずつ
変わっていって・・・これからもどんどん変わっていって、みんなの新しい姿を
見られたらいいな、と思いました。
みんながつくった竹の家、また様子を見に来てね。
そして、また一緒にキャンプしよう!まってるよ!!
(ガッツ/石松健一)
冬のガキ大将の森キャンプの最後の朝。
キャンプ中変わらなくすごく寒い朝。
でも竹の家から出てくる子どもたちは元気いっぱいでした。
竹の家を完成させた達成感と疲れが、そこで寝ることのうれしさや
楽しさで一晩のうちに消えゆき、心なしかみんなの表情に
力があふれているように感じます。
「え~、もう終わりなの?」
「やっと帰れるー。帰ったらあれとあれをやって・・・」
いろんな声が聞こえてきますがみんなの笑顔からは竹の家を完成させた
自信と誇りが輝いています。
キャンプが無事終わり、みんながいなくなるとお座敷も竹の家も
火を落としたように静かになってしまいました。
また、来年みんなの元気な顔が見れることを願っています。またね!
(なかむー/中村孝司)