8月17日 夏のガキ大将の森キャンプ(22日目)


予定では、みんなでサバイバルキャンプ(みなサバ)片付け日。

しかし、レッドサンダーがいつ火おこしに成功するかわからない。

そして、午後からは雨予報。

雨に降られてしまったら撤収ができないため、延泊もあると言われています。

つまり、予定通りにベースキャンプに帰るためには、火をつけるチャンスは午前中だけ。

そのような状況の中、精神的、肉体的にも限界に近づきつつある
レッドサンダーのメンバーへリュウさんから、

「今日の一回目に集中して火をつけろ!」と喝が入ります。

そして、今日一度目の挑戦。

「絶対つけるぞ-」の班長のかけ声に

「おー!」

と気合いの入った返答!他グループの子からも

「頑張れー」の声援が聞こえてきました。

みんなの期待と注目が集まります。


しかし・・・


途中で喧嘩が始まり、呆気なく失敗に終わってしまいました。

失敗の原因である、『全員が協力する姿勢』が今だにないことに対して、リュウさんから

「みんなが真剣にやらないなら、水も食料も火がつくまで何もあげないからな」と怒りの一言。

見離された様な言葉に、メンバー数人が泣き始め、後がない事を辛辣に受けとめた様子でした。


しかし…


その言葉が功を奏したのか、二度目の挑戦が始まってなんと
10分程度(これまでは20~30分)で火種がつき、

「ついたー!」

その声に他グループの子やスタッフが急いで駆けつけてきました。

そして、麻紐でつくった鳥の巣状のものに火種を入れて息を吹き掛ける・・・

何人かから

「(息を)吹けー!!」の声援が送られ、全員が見守る中、待ちに待った炎が炉の中に灯りました。

「帰れる!」とみんなが安堵したのもつかの間、

レッドサンダーが炉の火でご飯を食べる前にリュウさんから、

「雨がふるから片付けしろっ!!」との指示。

降りだす前にはなんとか片付けが終わり、レッドサンダーにとっては
久しぶりのご飯を前にしてもチームの笑顔が絶えない様子。

ご飯より火がついたことがとてもうれしかったようです。

一回りも二回りも大きく成長したみんなをみて、ウォークが楽しみになってきました。

ウォークではどんな物語が生まれるのかな♪


<ムラ\飯村祥子>

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