自分たちでうごくこと、自分を振り返ること
ソロサバイバル3日目。
どのチームも昨日までについた火を絶やすことなく、朝ごはんもしっかりつくることができた。
9時半出発の予定だったが、雨が降りそうだというので、はやめに動き出すことに。
でも、朝6時からみんなどんどん片づけを始めている。
8時には、テントもザックにしまわれた。
片づけが手早いのか、もう帰れることが嬉しくてはやいのか、一刻も早くここから離れたいのか…
とにかくはやい。
班長が片付けの指示を出し、てきぱきと動く。
その姿は、ベースキャンプに戻っての片付けでも発揮された。
帰ってほっとしたのか、すこしスピードが遅いが…
みんなでサバイバルの前から、どんどん班長がやることを意識して、それをみんなに指示するような姿勢ができている。
片付け、シャワーの準備、皿洗い…
一週間前までは言われないと、班長もなかなか動かなかったのに。
同時に、グループで話し合いをしたり、ケンカなどの解決もしようとするようになった。
自分たちのことだから、自分たちでやろう、その気持ちが出てきたことが、とっても嬉しい。
夜、みんなでサバイバルの振り返りをした。全員ノートに2ページ!
ソロサバイバルでのよかったこと、悪かったこと。
多くのひとが「チーム内がうまくなかった」「みんなが協力できなかった」…
「誰か」のせいでうまくいかなかったことを書く人が多くいる中で、「自分があの時に動かなかった」「ぼくができていなかった」と、自分自身の反省をしている子も何人かいた。
サバイバルキャンプ中にも、「○○がやってない」「あいつは休んでばかりだ」「真面目にやってない」と、誰かのせいにしていた。
でも、全く同じことをほかのひとに言われているし、動こうとしていない。
ただ、みんなが一つになったら、火がついた。
自分にも責任がある、ということに気付くことは重要。
みんなが悪い、ではなく自分も良くなかったかも、と思うことがチームがまとまる要因になる。
何人かは、それに気付いたようだ。
(キャスト:いまじ)