キャンプ18日目

自分たちでうごくこと、自分を振り返ること

ソロサバイバル3日目。
どのチームも昨日までについた火を絶やすことなく、朝ごはんもしっかりつくることができた。

9時半出発の予定だったが、雨が降りそうだというので、はやめに動き出すことに。

でも、朝6時からみんなどんどん片づけを始めている。
8時には、テントもザックにしまわれた。
片づけが手早いのか、もう帰れることが嬉しくてはやいのか、一刻も早くここから離れたいのか…

とにかくはやい。
班長が片付けの指示を出し、てきぱきと動く。

その姿は、ベースキャンプに戻っての片付けでも発揮された。

帰ってほっとしたのか、すこしスピードが遅いが…
みんなでサバイバルの前から、どんどん班長がやることを意識して、それをみんなに指示するような姿勢ができている。
片付け、シャワーの準備、皿洗い…

一週間前までは言われないと、班長もなかなか動かなかったのに。
同時に、グループで話し合いをしたり、ケンカなどの解決もしようとするようになった。

自分たちのことだから、自分たちでやろう、その気持ちが出てきたことが、とっても嬉しい。

夜、みんなでサバイバルの振り返りをした。全員ノートに2ページ!
ソロサバイバルでのよかったこと、悪かったこと。

多くのひとが「チーム内がうまくなかった」「みんなが協力できなかった」…
「誰か」のせいでうまくいかなかったことを書く人が多くいる中で、「自分があの時に動かなかった」「ぼくができていなかった」と、自分自身の反省をしている子も何人かいた。

サバイバルキャンプ中にも、「○○がやってない」「あいつは休んでばかりだ」「真面目にやってない」と、誰かのせいにしていた。

でも、全く同じことをほかのひとに言われているし、動こうとしていない。
ただ、みんなが一つになったら、火がついた。

自分にも責任がある、ということに気付くことは重要。
みんなが悪い、ではなく自分も良くなかったかも、と思うことがチームがまとまる要因になる。
何人かは、それに気付いたようだ。

(キャスト:いまじ)

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