キャンプ20日目

最後のスキルアップアドベンチャー

今日でキャンプで過ごす日程の3分の2が終わってしまいました。

そこでまた、スキルアップアドベンチャーの開催です。
今日も様々なプログラムが登場しました。

みんなで木材の上に乗って進むムカデウォークや、シーソーの地面につけないで歩くといったこれまでよりも難しい内容でした。

その中でも心に残ったのは、ターザンロープです。

21人全員が台から台へロープを使ってターザンのように飛び移れば成功です。

一見ただ楽しいだけのゲームに見えるのですが、問題は飛び移る側の台の大きさです。
飛んだ子たちは狭い台の上にいなければなりません。
台から落ちるともう一度やり直しです。

最初こそきちんと取り組んでいたのですが、途中からグダグダに…。
わざと台から落ちてロープを何度も楽しんでいるように見える子もいました。

そこでカクちゃんからの話しが…。

「みんな自分勝手にロープを楽しんでいいね。好きなときに好きなロープで遊んで、あきたらおしゃべりしてて。でもそれじゃあ、どんなに時間をかけてもこのゲームは終わらないよ?」

カクちゃんの言葉で我に返ったみんなは、一度全員で話し合い、飛び移る順番や台の上の立ち位置も決め直しました。

そうして、体の小さい子、力持ちの子、みんな協力して、ターザンロープは成功!

最後に、「ドキドキ」「ワクワク」「はぁ~」「ほんわか」などの言葉が書かれたカードを選び、それを基に話すことになりました。

「これからのキャンプ生活にワクワクしています」
「ターザンロープがなかなかうまくできなくてガッカリしました」など、思い思いの言葉を口にする子どもたち。

そんな中、カクちゃんが選んだカードは「モヤモヤ」でした。
「みんな本当は真面目にやればすぐできるのに、なかなかメリハリがつけられず、見ていてモヤモヤした。」

ぼくも楽しい時とやらなくちゃならないときのけじめをつけるのが下手なので、ぼく自身もハッとさせられました。

メリハリをつけて行動するのは思っている以上に難しいことだと思います。

今回のスキルアップアドベンチャーでメリハリの大切さをあらためて気付かされた子どもたちでした。

この先のキャンプ生活も、楽しむときは思い切り楽しみ、真面目にやるときはやる、ということも大切にしていってほしいと思います。

(キャスト:カジ)

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