最終日31日目 30泊31日の「旅」を終えて...
わずかな10日間。
途中からの参加だったが、このわずかな時間でも変化があったと思う。
みんな一生懸命でよかった。
でも、本当に一人一人が本気を出していただろか…
もしかして、自分の力の半分、いや1/3、1/4しか発揮していないかもしれない…
だから一度、いや何度も自分の限界を試してみるといいと思う。
限界を越えたら、次の限界を…。
日々成長しているのならば、前の自分なんて越えられるし、昨日の自分だって越えられるかもしれない…
だから、苦しくても自分の限界を試してみて、越えていくために努力していってほしい。
また、会う日まで。
その時はみんなは、どう成長しているのだろうか楽しみです。
(タクト/大木卓人)
ついに夏のガキ大将の森キャンプが終わってしまいました。
本日はクロージングセレモニーです。
思えば色々な事がありました。
最初のマッチを使った火起こしで苦戦し、連日起こるケンカ。
やっとみんながマッチでの火起こしを出来るようになったかと思えば、今度は切りもみ式の火起こしに苦戦。
そしてケンカ。
なんとか、すべてのチームが切りもみ式での火起こしを達成したかと思えば、炎天下でのウォーク。
そしてまたケンカ。
なんかケンカばかりして、ずっと同じことで怒られていた気もしますが、それでもみんな少しずつ前進できていたように思います。
食器洗いの時に完全に遊んでいる子も最後の方はあまりいなかったですし、行動もキャンプ開始時と比べ、早くなったと思います。
人間はすぐに変わることは不可能だと思います。
今回のキャンプでリュウさんやリエッチ、イマジやグループリーダーから言われたことをすぐに実践するのはやはり難しいと思います。
僕自身が未熟だと自覚しているのであまり偉そうなことは言えないのですが、怒られたり、友達とケンカしたり、仲直りしたり、遊んだりなど、様々な経験の蓄積が子供を大人にするのだと思います。
今回のキャンプも、みんなの人生経験の一つに組み込まれたと思います。
そして、これから様々な経験をしていく中で、今回のキャンプでの事を思いだし、少しでも活かしていただければとても嬉しく思います。
それでは、リュウさんを始めとするスタッフの皆様や、一緒に遊んでくれた子供たち、保護者の皆様、本当にお疲れさまでした。
また再会して様々なお話が出来ればいいなと思っています。
1ヶ月間本当にありがとうございました!
(キャスト:カジ/梶原貴正)
1ヶ月があっという間でした。
気がつけばオープニングセレモニーが昨日だったのではないかと思うぐらいです。
でも、1日1日が短いようで実は長かった覚えもあります。
みんなの心の中に蒔いた種が芽を出し始め、1ヶ月でどれくらい成長したのかは保護者の方々が会った瞬間や日常に戻る生活の中で感じとれているのではないでしょうか。
しかし褒めすぎるとすぐ枯れてしまうものなのでご注意ください。
突然ですが、ケツメイシというグループの曲で『仲間』という曲があるのをご存知でしょうか。
僕はその歌詞がとても好きで、21人のメンバーと生活していく中でいつも照らし合わせながらサポートしてきました。
本当の仲間ってなんだろう?
と時に子供たちに叱ってしまって大人げないところもありましたが、本気で叱ってくれていることを理解してくれる優秀な21人でした。
すぐに立ち直る姿もピカイチでした。
スタッフ一同が子供たちから教わることのほうが多かった1ヶ月。
みんなのかけがえのない日々を大事に、日常でも発揮してくれることを願います。
(キャスト:オックン/奥平亮介)
この1ヶ月、いろんなことがありました。
たくさんケンカしたし、自分の思い通りにならないこといっぱいだったし、ごはんのおかわりできないこともあったし、自分だけじゃない、自分以外のヒトやコトにも目を向けないといけない、自分のやりたいことは後回しにして、誰かや「みんなと」のことをやらないといけない。
そんな1ヶ月だったとおもいます。
今度は自分がつくる「キャンプ」に挑戦してみてください。
キャンプといっても、テントで寝泊りする、ということではなくて、「旅」に出よう、ということ。
歩いて遠くに行くのもよし、電車を乗りついでいくもよし、自転車で日本全国一周するもよし。
「旅」にでかけると、自分が予想もできないことに出会います。
自分が知らなかったことにどんどんめぐりあいます。
そのとき、助けてくれるのは、自分の経験と、まわりの人です。
誰かに助けられているんだ、今までこういうことをお父さんやお母さんに助けてもらっていたんだなあ、と気づくはず。
もちろん、このガキ森で得たこともきっと助けになるとおもいます。
たくさん旅をすれば、もっと自分に厳しく、ひとにやさしくなれるはずです。
だから、どんどん旅をしてください。
そして、寄ることがあったら、ハローウッズにもやってきて、旅の話をしにきてくださいね。
ではみんないってらっしゃい!
(キャスト:いまじ/飯島正之)
キャンプのはじめに、みんなと話し、共に感じ、本気で付き合いたいと思ったキャンプを終え、いったいどうだったのか自問自答する。
大人げなく、一生懸命やっているつもりなのに、ほんのささいな思いのない言葉で、気持ちが込みあげ、柄にもなく1週目で泣いてしまった。
一緒にご飯を炊いてもらった子が、ご飯炊きをがんばったのに時間がかかり、泣きながら謝りに来てくれたこと。
火を起こすのを、離れてじっくりと見て、もうちょっとなのにと感じ、声でのサポート。 ありがとうと、伝えてくれた事がうれしい。
みんなの変化も良く見えてきてうれしく思った2週目~3週目。
そして、みんなが、他人事・自分の事だけから、みんなの事を考え、自分のできる事を考え、変化が見えた最終週。
何度も夏のガキ大将の森キャンプのキャストをしてきて、一番、自分の感情に素直になれたのではないかと思う。
けれども、もっと一緒に遊びたかった。
もっとけんかもして、もっと話したかった。
もっと本気で付き合えたのではないのか…。
毎回キャンプを終わると、まだできたのでは…と思う。
そして、少しずつでも成長していれば…とも思う。
今年も沢山の仲間に会えたことうれしく思います。互いに成長し、また会える日を楽しみにしています。ありがとう。またね。
(キャスト:りえっち/中原理恵)