今日は、もてぎスキルアップアドベンチャーというプログラムの日です。
あいにくの雨模様のため、室内でさまざまなゲームを行いました。
みんなとっても楽しそう。楽しそうなんですけど・・・
ちょっとしたことで次々に起こる小競り合い。そして、ゲームに慣れていくにつれてだんだん自分勝手になっていく子どもたち・・・
あるゲームに失敗したとき、みんなの口から次々と出てくる、
「そこ、しっかりやれよ!」
「僕はちゃんとやってるのに!!」
「お前、なにやってるんだよ!!!」
「失敗したのはあいつが悪い!!!!」
このプログラムの進行をしているスタッフのカクちゃんが、見かねたようにみんなに話します。
「このゲームは、全員が一生懸命やっていてもなかなかうまくいかないゲームなんだよ。今、みんなは失敗を人のせいにばかりしていたよね。自分ががんばっているのにうまくいかないのは、きっと誰かが悪いからだ・・・なんて考え方をしていたら、なおさらうまくいかないよ。きっと、今のキャンプ生活でも、そんな考えかたをしちゃってるんじゃないの?たぶん、ここにいる全員がキャンプを楽しく過ごしたいと思っているはず。それなのにそんな事ばかり言っていたら、いつまでもみんなで協力し合える楽しいキャンプになんてならないよ。」
たしかにここ数日、食事の片付けなどで起こるグループ内の揉め事でも、同じような主張が飛び交っていました。
みんなは、このゲームとカクちゃんの言葉に対して、どんなことを感じたんだろうか。
チームが仲良く楽しく、協力し合えるように、それぞれが成長するきっかけみたいなものを感じてくれていたらいいな。1日でも早く、そんないいチームになって楽しいキャンプを送ってほしいな、と強く感じたもてぎスキルアップアドベンチャーでした。
(ガッツ/石松健一)